フルプロセス統合！ 1日あたり100立方メートルのコンテナ型AO-MBR-MBBR下水処理装置（ネジ式脱水機および薬品注入装置を含む）がスペインへ出荷されました

1. 高効率前処理ユニット

インテリジェント給薬システム：装置は先進的な給薬装置を統合しており、凝集剤や除リン剤、消毒剤などの化学薬品を正確に添加できます。流入水質の変動に効果的に対応し、凝集、除リンおよび消毒効果を高め、後続の生物処理ユニットの安定運転と高効率を確保します。

スクリュープレス汚泥脱水機：完全自動式のスクリュープレス汚泥脱水機を装備しており、システムで発生する余分な汚泥を効率的に濃縮および脱水処理します。この装置は連続的かつ安定して運転でき、エネルギー消費が少なく、設置面積が小さく、自動化レベルが高いです。脱水後、汚泥の含水率は大幅に低下し（約80％まで低減可能）汚泥処理プロセスが大幅に簡素化され、輸送および処分コストの削減が可能となり、スペインの厳しい汚泥管理基準にも適合します。

2. 成熟した生物による窒素・燐除去プロセス（AO）：前処理後、排水はコアとなる生物処理工程に流入します。ここには高効率の脱窒素槽（Anoxic Tank）、嫌気槽（Anaerobic Tank）、および好気槽（Aerobic Tank）が含まれ、典型的なAO（脱窒素-好気）プロセス連鎖を形成します。この設計により、有機汚染物質（COD/BOD）の効率的な分解と、窒素（N）および燐（P）栄養素の深層同時除去が確実に実現されます。

3. 生物膜補強技術（MBBR）：好気処理工程において、MBBR（移動床生物膜反応器）技術が革新的に適用されています。高い比表面積を持つ浮遊状生物担体により、システム内の生物量および活性が大幅に増加します。これにより装置は卓越した処理効率、優れた耐衝撃負荷性を備え、極めてコンパクトなスペース内で高負荷処理を実現する能力を持ちます。

4. メンブレン式高度処理による水質保証（MBR）：最終段にMBR（膜分離生物反応槽）膜分離ユニットを設置。限外ろ過膜により活性汚泥と浄化水を効率的に分離し、澄明で透明度の高い放流水が得られ、浮遊物質（SS）はほぼゼーに近く、細菌・ウイルスの除去率も極めて高い。処理水の水質は安定して高基準に達しており、景観灌漑や洗浄等への直接的かつ安全な再利用が可能となり、水資源の利用率を大幅に向上させる。

5. 革新的コンテナ型全工程統合設計：前処理（薬品注入＋汚泥脱水）からコアとなる生物処理（AO＋MBBR＋MBR）に至るまで、全工程が標準コンテナ型の筐体内に高度に統合されており、優れた性能を発揮。

汚泥処理の閉回路：システムで発生する余剰汚泥は、スクリュープレス脱水機により効果的に体積を減少させ脱水され、低含水率の汚泥ケーキとなって輸送および適正処分が容易になります。これにより、下水処理プロセスにおける汚泥の閉回路管理を実現し、より環境に配慮しています。